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//Hachiouji Castle 2 (at 2004 Summer) / Chapter 1//8月9日、またこの町に住む人間たちもいつもと変わらぬように一日が始まった。そしていつもと変わらぬように時が過ぎていく。2時40分、私は身支度を終え、家から出た。 ゆっくりとした歩調で駅へと向かう。太陽がまぶしい。引きこもりヤロウの私は、いわば「もぐら」(笑。 地下作業ばかり続けるうちにこのような状態になってしまったのです 。だから、少しの日の光でも目に入るとおめめの方にびっぐなダメージが・・というわけです。 道行く人はみんな、まるで明日の自分を当然約束されているんだというような、顔をしている。 それを見て、ひとそれぞれの時間の長さ及び価値を見つめなおしました。 しかし、こんなことばかり考えている暇はない。家から歩くこと1,2分、ようやく駅に辿り着いた(早)。 駅に着くなり、たっち&ゴーでホームへ向かいます。駅に着いたら次の電車が3:00・・・。 「おそいよ、おい」しょうがないので壁に寄りかかってその電車を待つことに・・・。 その間に持ち物チェックでもしようとカバンの中をあさる。 カバンの中に入っているもの おべんとう(中身はサンドイッチとおにぎり)おなかが減るかな、と思ったのでね。実際はほとんど食べませんでした(爆) と、思っているうちに電車がきました。乗り込みます。 みんなと待ち合わせている駅まで1駅とスゴク近いのです。 すぐに下車して、あたりを見回す。 「だれもおらんがな」っとおもってふらふらしていると、「葵ちゃーーーん」、、、、「ん!?」と思っていると向かいのホームに、中学校の時よりも増して疲れきった顔の色黒の青年がいます。「もすぃかすぃて・・・いのひろさんですか」私は何でそこにいるのかなぁと思ってしまいました。 と、いうのは私が乗った電車は新宿方面行きで、当然八王子城跡にいくには反対の電車なんですよ。 だから下車してすぐホームの向かい(高尾方面行き)のところで待っていたんです。 そういうわけで、頭が混乱してしまったわけです。とりあえず、いのひろくんと合流しようと階段のほうへ行くと、ふと気付いた。 「あ、この場所いくら待ってたって電車こないやん」もう、赤面ですよ。今ブームなんですよ、赤面、自分の中で。 そのことについてはあまりふれられたくない。どうか深く赤面について疑問に思わないで下さいな。 それで、恥ずかしさを隠しつつ、いのひろくんと合流。今回の潜入は私と、この「いのひろくん」と、あとは「カズヒロくん」の三人です。 結構待っていたんですが、来ません、カズヒロくん。その間はいのひろくんと時刻表のことなどを話していました。 そして、「そろそろ電車来ちゃうよ、ちょっとやばいやん」と思っていたそのとき、1人の青年が姿を現した。 「おくれたぁ」そういって姿を現した青年は間違いなくカズヒロくんでした。ギリギリまでギターを購入しに行っていたそうで、危ないところでした。このまま来なかったら確実に置いて行ってましたからね。 今回の潜入は初めてとなるカズヒロくん、こんなんでだいじょうぶかよと思いつつ、これからの意気込みなどを話す。 葵「いやぁ、たのしみやね。なにがおこるんやろか」 カズヒロ「ほんとたのしみやね。はよいきたいわ」 いのひろ「わし、この話、降り・・・」 電車が来て、強制終了。さぁ、もう後戻りはできませんよ、いのひろくん、はっはっはは。 電車でもやはり、これから心霊スポットに行くのカヨとつっこみを入れたくなるくらいタワイモない話をしていました。 葵「いのひろ、黒くなったなぁ」 カズヒロ「お前黒人みたいだよ」 いのひろ「これは汗と努力と涙の塊やねん」 葵「塊って表現は妙に生々しいな。そういえば、鉄塔もうすぐ見えてくるよ」 いのひろ「あ、変電所や。ええな」 カズヒロ「ここにおいてこーぜ、この黒ゴム」 葵「そりゃ名案やな(笑)」 ・・・、とまぁこんなふうにくだらない話(一部話が拡張されてます、ご了承願う)をしながら電車に揺られること40分。 高尾に着いた。すっかり景色も変わり、田舎になった。町の周りはまだいいんだけど、少し離れると人がゼロ。 さすが郊外といったところですね。駅では私以外の2人が、飲み物と夕ご飯を買い、さぁ出発。 こんどは降りる場所を間違えずに北口に出た。 すぐにバス乗り場があったが、まだバスは来ていないモヨウ。 だが、いのひろくんとカズヒロくんはなにを勘違いしたか、別のところに駐車してあるバスにずかずかと入っていこうとしている。 「そこ違うと思うで」その言葉をよそに、もうバスの入り口の階段に足をかけていた。すると、案の定きました、きました、きましたよ。「ナニヤッテルノ?キミタチ」・・・嘘です。「どうしたんですか?」ですね(笑)。まぁ、当然どうしたのかそのように聞かれました。 運転手さん「このバスに乗りたいの?」 葵「そうやけど・・」 運転手「ドコニイキタイノ?」(本当は平仮名です。カタカナ怖い) ぼくは当然「霊園前」以外のバス停の名前を知らなかったので、気転をきかせて「終点までです」と言おうとした。 と、そのとき、 いのひろ「霊園です」。 その瞬間“おいおい、こんな若いものどもがそろいもそろってお墓参りに果たして本気で行けると思っているのかい、” と絶望しました。怪しまれる、絶対に怪しまれるよ、まぢで。それを運転手さんはたぶん察していただろう、いや確実に。 それっでも、笑顔で教えてくださりました。とても肝を冷やしてしまいました。 正直者が救われるというのは、ときに絶対にありえないことだってあるのです。 みなさんも、状況を読みながら言葉を発したほうがよいですよ(笑)。 そんな私の気持ちも知らず、彼らは笑いながら運転手さんに指差してもらった方向に歩き出していた。 「ははーん、こんな奴らだったら、八王子城跡にいっても鈍感だから問題ないだろうな」と、 半分あきれを覚えつつも2人のあとを私は追った。バスはすぐに来た。そこで乗り込み、やはり地元の人が多いのだろう。 バスの定期券みたいなものをもっていた。そこで、 カズヒロ「ええな、わしもあれがほしい」 それってもしかしたら西東京バスしか使えないんじゃないのか。君がつかえる範囲に本当に西東京バスってあるの、 と激しく疑問に思ったしだいではあるが、彼なりになにか考えてるんだろうと思い、その問題についてはそれ以上追求しなかった。 いのひろくんはというと、われわれに「バブリシャス」を与えてくれました。 ステータス以上もHPもMPも回復しないただのチューインガム・・・と思う人もいるだろうけど(それ以前に何だそれと思う人がいるでしょう)、これ、すごく懐かしいですよね、響きも(笑)。 もらった瞬間、「うわぁーー何年ぶりの感動の再開や、ほんまに」と思いました。これを見ると「りくどくん」を思い出しますね。 遠足に持っていったりしていた記憶があります。食べた瞬間、「げっっ」。ひどい味だ、やっぱり。 いのひろ「これメロン味だってさ、あはははは」。 あははははじゃないよほんと。この添加物がどうだ、これでもか!!!とでもいうようにバコバコ入れているような、この昔風邪を引いて熱を出して寝込んだときに飲むようなどぎついオレンジ色の粉薬みたいな味。 あんあまりおいしくないんで、噛んで下車したとき紙につつんでゴミ箱に捨てました。 そして「まりも隊」御一行は、ガムをくちゃくちゃかんで、風船を膨らましたりと、すっかり小学校時代に戻ったままで、霊園前に着いた。これからは徒歩で行くのだ。依然来たときと全く変わる気配がなく、やはり人がいない。面白いほど人がいない。 途中、廃墟があり、屋根がぶっつぶれ台所が剥き出しの状態で、すでに植物に侵食されているという場面と遭遇し、 なんだか雰囲気が出てきました。100円自動販売機なんかもあって面白かったでござった。 そして例のすぱいだぁぁあぁああああーーーー!!!!ビッグスパイダーですよ。 すぱいだーむぁん。こんなでっかいのがいたら嫌ですね、ほんまに。 ↑前回も驚いたビッグスパイダー。相当不気味。今回は帰りに撮影。
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Last Update 2005/08/08 |
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