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Hachiouji 2004
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//Hachiouji Castle 2 (at 2004 Summer) / Chapter 3//

さぁ、メインスポットの曳橋です。
昼の曳橋
↑思っていた以上に巨大な”曳橋”。御主殿の滝と並ぶ今回のメインスポット。

やはり、威圧感と言うかなんというか、橋を渡るときってとてもわくわくしますよね。それが倍増している感じです。
水の激しい流れの音が一層雰囲気をかもし出しています。
下を見下ろしたりしましたが、その水の音の源は木々に遮られて見ることができませんでした。
何か起こるかなー、何か起こるかなーと思いながらわたっていたのでしたが、何かが現れもせずに、あっけなくそこをわたり終えてしまいました。その橋は以前にも言ったように、戦いの際に落とされたようで、本当はどんな形をしていたのかということはいまだ不明であります。なので、少し残念な気もしますが、そこにあったであろう橋から飛び降りていった武士達がいたと考えれば、そんなことは関係なく薄気味悪いですよね。
その橋では、片手にカメラのみを持った、半そでのちょっとオタク系が入っていそうな、私よりインドアそうな若い人とすれ違いました。歴史マニアなのでしょうか。それとも、私たちと同業者なのでしょうか。
あんまり、こっちがじろじろ見ているので、嫌そうに御主殿のほうに歩いていきました。
私は橋の近くに下に降りれそうな階段を発見!しかし、その階段は階段の落差が急であるし、足をかける幅も非常に狭い。
練習疲れのいのひろくんや、カズヒロくんにはとてもきつかったようで、
私が1人で行ってしまったので、あとから嫌々ついて来たようです。



足元を見ると、コオロギの赤ちゃんが・・・・・・じゅうたんのように敷き詰められていました。

まるでインディージョーンズにでてくる虫のじゅうたんのように、、、とはいきませんが、そうとうの数がいました。
一瞬地面が動いているのかと思いました。少し危ないと思ったのですが、そこから下に下りることに・・・。
しかし、川は見ることはできませんでした。見たのは、さっき見たコオロギの子供がもっと大きくなったバージョンがたくさん。
大きさによって住む場所が違うんでしょうね。
そんなことを思いながら曳橋を見上げ、やはり曳橋はでかいなぁと、そのでかさに圧倒されていた。
と、御主殿の方に目をやると・・・、いるいる、さっきの若者が。撮ってるよやっぱ、写真・・・・。
なんんかこっちにむかって撮ってる・・・・、盗撮やないと思うけど、なんかウケル。やっぱり同業者なんでしょうかね。
そう思ってもといた場所に戻る。階段を上がるときがまたつらいので、カズヒロくんが足が痛いと苦痛の表情。
ちょっと無理をさせたみたいなので反省。それから、出発点、すなわち、案内板のあるところまでもどることにした。



帰り道は、道が滑りやすく、何度も滑っていました。
途中、手すりのない橋が何本かアリ、しかし落ちても絶対に安心そうで、したには水も流れてないので、余裕でわたりましたが、やはり手すりがないというのは少し新鮮な気がしました。そこを抜けると、綺麗にカットされた草木が私たちをお出迎え。
くつろげるようなベンチも設置されていて、憩いのスペースになっているみたいです。しかし、誰もいる気配はありません。
悲しいものですね(笑)。奥に橋が見えます。そこには例の年配の男女が座っていました。
例によってその橋にはまた手すりがなく、結構長いようです。しかし、その橋には見覚えがありました。
そこは、御主殿へ行く道と御主殿の滝に行く道との分岐点だったのでした。もうすぐで、スタート地点に戻れるのかと思い、また歩き始めました。例の男女はそそくさといなくなり、また人気がなくなってしまいましたが、さっさとその妙な橋を渡り、歩いていきますた。
それからは、もと来た道と同じで、ぬかるみ注意しつつもはまったりしながら、もといた場所に戻っていきました。



もといた場所に戻って、一通りまわってもそこまで時間が経っていませんでした。
1時間足らずで回れたようです。ようやく、私は食べ物にありつきました。
おにぎり一個をたべたのですが、食べ盛りのいのひろくんや、カズヒロくんは「はらへったわーーー」とわめいています。
私はそこまでおなかも減っていなかったので、サンドイッチは彼らにゆずることにしました。
すると、とてつもない速さですべてたいらげてしまいました。いやはや、食べ盛りの子はすごいのう。
水分補給したり、あまりに虫の量もひどいので、もう一回スプレーしたりいろいろしたのですが、日が落ちる気配は全くなし。
しょうがないということで、ちょっと本丸のほうに行ってみようか、という話が持ち上がりました。そういえば、前回は新道のほうから登ったので、旧道のほうに登ってみようと思っていたので丁度いいし、カズヒロくんにも我々が前回どんなに苦労して登っていったのかをちょっと知ってもらいたかったので、全員一致で登ることに決定。
暗くなったコロに戻ってこようと思ったので、時計をちらちらと見ながら登っていきました。
登り始めてすぐに、

いのひろ「あれ、旧道ってこっちじゃないの〜」

おいおい、もう忘れてしまったのだろうか。そんなすぐには分かれ道はなかったぞ。

葵「いいから、ついてきなさいよ」

結構きついぞ。やっぱりきつい。チョッと登っているだけで、汗が・・。ちょっと歩くとやはり、新道と旧道の分かれ道が出てきた。

葵「ほら、あったがな」

やっぱりありました、あの意味不明な言葉も。



「旧道:道は悪いが登りやすい」

カズヒロ「意味不明やな」

本当に意味不明だ。道が悪かったら登りにくいでしょうが。旧道のほうに目をやると、なんだか絶対に登りにくそう。
木が生えまくってる。しかし、やっぱり旧道に行きたいという気持ちはおさまらないので、旧道を登り始めた。
きつい、きついでしかし。普通にキツイ。しかも、私は先陣を切って歩いているので蜘蛛の巣にまた激突。
今日は蜘蛛日なんでしょうね。口に入ったりと死ぬほど嫌な思いをしました。それに足場はほとんどない。
前日の雨のせいで、土がえぐられ、川のようなくぼみができている。しかもそこしか歩けない状態。
歩きにくいし狭いし、こければそのまま後ろに倒れて、皆と一緒にお陀仏といった感じである。

それに気が何本も倒れていた。

倒れた木
↑本丸方面へ登ったのが間違いだった。きつく道も悪い旧道。木も倒れている。

疲れも尋常じゃなく、これだったら新道で行ったほうが普通に楽だった。あの看板にだまされました。
今度くるときは油性マジックで「道は悪いが登りにくい」と書いておきましょう。
そんなわけで、休憩地点に着いたときには、3人とも疲労が結構溜まっていて、このあともう一回御主殿などにいくのに大丈夫かよ、という状態になった。そんなわけで、そこで少し長めの休憩を取った。

そこで、私といのひろくんは、この旧道こそが前回道に迷ったときにあった道だったことを理解した。



休憩の際、先ほど御主殿のところであった若者とは別の若者にあった。このひとは普通に登山客らしい。
「こんな夕方に登山か、めずらしいな」と思いながら、無意識に足元を見ると・・・「ぇぇぇえええ!!!!サンダル?!しかもビーチ!!」そんな履物で登ってきたのか・・・。あやしい、あやしすぎる。
そのひとはさっさと上へ登ってしまったが、とり残された私たちは顔を見合わせて、思わず笑ってしまった。
海と山を間違えたなんてありえないよね(笑)。いのひろくんの方に目をやると・・・「すごい、蚊の数・・・」と思わず声に出してしまった。ものすごい蚊の数である。20匹ぐらいくっついていたのではないだろうか。さすがにスプレーの力もあったので、血を吸われてはいなかった。スプレーをそこら中に巻きまくり、応急処置というか、撃退して、そのあと少し立ってから下山することにした。



やはりこの山は不気味である。たぶんそのことは私以外の2人は感じていなかったのだろう。
普通にパソコンのことについて語り合っていた。視覚的に見ることはできないが、霊はついてきていると思う、確実に。
下山途中、横道にそれるところがあり、なんだろうな、と思っていったら変な小屋があった。
青いネットみたいのがかぶさってた。ついでに、小さな畑があり、わけのわからない植物も育てられていました。
その小屋の中には出入り自由と書いてありましたが、明らかに怪しい。中には酒が置いてある。いったい誰がここを利用するんだ。

カズヒロ「ここホームレスが住んでるのかね」

それはいくらなんでもありえないだろう。なんでわざわざホームレスがここで暮らすんだ。
施設関係者に見つかったらすぐにでも追放されるだろう。それになぜ施設関係者はこの小屋をこのまま放置しているのだろうか。
ますますわけがわからない。そんなことを考えていると、

いのひろ「この畑荒らしたらどうなるのかな」

この子はいったいどこまでお気楽なんでしょう(笑)
やるならやれよ、と冷たく言おうかと思ったが、それこそ施設関係者に見つかってはヤヴぁイので、

葵「冗談はよしなさいよ」

と言って彼の暴走スイッチをOFFにした。その不気味な小屋の先には、石仏を巡る道があった。
チョッと先に行くとすぐに石仏を見つけたが、そこは逆回りだと気付き、苦笑いしながら引き返し、どうせ今回の一件には関係しないので、そこを後にした。もと来た鳥居に戻れる道もあったが、そこをまた行くのはつまらないと思い、別の道を選択した。
まぁ、半ばは予想できたところに辿り着いた。そこは小さな橋である。
前回来たときの最後にその橋があって私が走ってそこまできて、曳橋にいきたいとダダをこねたところである(笑)。



それはさておき、絶対に私たちに霊がついてきている自信があった私は、2人に先に行かせて、橋を渡っているところを写真に収めました。
橋を渡る+オーブ
↑短めな橋の上にいる二人を撮影。かなりの数のオーブが確認できる。

やっぱりついてきてました。武士の霊でしょうか、それとも妻子の霊でしょうか。
前にはオーブは自然霊だから安心だと言っていましたが、あれは私の勉強不足で、必ずしもオーブは自然霊ではないそうです。
色が赤いとヤバイとかもそうですが、ヤバイ写真は色とかに関係なくヤバイそうですよ。
私が前回勉強不足で誤解を招いたことに、この場を借りて深くお詫び申し上げます。
と、いうわけで、私は「きてるきてる」とわくわくしながら、また歩き始めました。
やはり、森に監視されているようなそんな気持ちがしたことは、ただの気のせいではなかったみたいでした。
何度も言うようですが自称霊感ゼロのお2人は普通に歩いていましたね。まぁ、それはそれでいいんです。
そのときは夜になってもこんなにノーテンキなら何にも問題はないよなと、少々期待していました。



さぁ、またもとの場所に戻ってきました。まだ、日は落ちてくれません。やばいですね、もう6時半です。
あんまり長くは居る事ができないので早く回りたいのですが、このぶんだと、7時出発になってしまいますね。
と、いうことでそれまで自由行動です。まずはまた、スプレー。
山登りのせいもあって汗でスプレー効果が薄れてきたように思われたので、スプレーの洗礼を再度行いました。
これで虫は寄ってきませんな、ふっふっふ。
あのいのひろくんに群がる蚊のおぞましい光景を目にすれば誰でもスプレーを念入りにしたくもなりますよ、ほんまに。
ライトがつくかつかないかの点検なども行いました。カズヒロくんは100円ショップで懐中電灯を購入したらしいのですが、やはりというか小さくてあの真っ暗闇の中ではほとんど機能しないよ、と私が教えてあげたら、苦笑いしてました。
そんなことになるだろうと、私はもう一個の強力な仲間を用意していたので、その懐中電灯を貸してあげました。
そんなことが終わって、喉がかわいたとわめきだしたいのひろくんとカズヒロくんに少々手をやかれて、自動販売機まで行くことにしました。自動販売機といってもそんなに近くにあるわけではなし。いい時間つぶしになりました。
帰ってくると、2人のバイク野郎発見。

葵「げげげ、、、、同業者かなぁ」

やっぱり夏休みは同業者に会うのは避けられないかなぁと思っていたのですが、少しすると帰っていきました。
一安心です。かと思えば、先ほど登山の際に会った若いビーサン履いた男もいました。
そんなにすぐに帰って来れるようなところじゃなかったんですけど、想像以上に早く帰ってきていたので、私たちは驚いて「やつはもしや、霊?!」なんて冗談を飛ばしていました。子連れの方も帰り、いつのまにかかなり多くの車が止まっていたはずなのに、それはまるで夢だったように跡形もなく消え去っていました。



いつのまにか虫のあのけたたましい鳴き声もなくなり、まるでこの世には私たち以外には誰もいなくなってしまったかのような孤独がわれわれを襲ってきました。他に誰もいないというのは、やはり二度目であっても不安になるものです。
もう一度ルートチェックをしました。こんどはちゃんと御主殿へは正しい道順で行くことに決定。
帰りは逆からですが(笑)。時間が残ればあの不気味な森に行こうという打ち合わせをし、いよいよ暗くなるのを待つばかりです。
もう少しで真っ暗になりそう、というところでいのひろくんとカズヒロくんは口をそろえて「ととと、とと、トイれっれえれ、トイレに行っておこうよ」しかし、時既に遅し、関係者がトイレのカギをシメテシマイマシタ。
かれらもさすがにこの暗闇がどんどん迫ってきていることに対して恐怖感を抱いたのでしょうか。
そう思ったのもつかの間、いきなりカズヒロくんの携帯電話からあのなつかしのファミリーコンピューター時代の「マリオ」の音楽が・・・。他にもドラえもんが血を吐くシーンとか、プーさんがいきなり野太い声になるものとかを、聞いたり見たりして遊んでいました。さすがにあきれて、

葵「今は笑ってるからええけどな、しらんで、潜入してからのこと」

それでも彼らは笑ってました。下手にビビッたりしてないので本当に大丈夫そうですね、今回の潜入は、そう思いました。
くつろぎ
↑出発直前。準備を整え、いざ出陣!! 辺りはもう真っ暗だよ。

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Last Update 2005/08/08

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